2017年9月16日
アメリカの大手出版社・コンデナスト社が発行する旅行の専門誌「コンデナスト・トラベラー」が発表する「世界の友好的な都市ランキング」。
10万人を超える読者を対象にアンケートを実施し、友好的な都市について意見を集め、順位付けを行う。
ビジネスと観光、両方の旅行者を対象とした誌面作りが人気の同誌。
イギリスやイタリア版も発行されている。読者による人気投票は今年29年目を迎える名物企画であり、業界内でも権威がある。同誌では様々なランキングが展開されているが、3年前から「友好的な都市」をそのテーマに加えた。その都市の魅力を語る上で、友好的であるかどうかが重要な判断基準になっているということだろう。
具体的には、行きたい場所にスムーズに移動できる街、そこに暮らしているような気分を味わえる街などが、友好的な都市としての評価が高い。ホテルでは、スタッフの挨拶、快適なチェックイン、子ども向けの飲み物サービスなどが評価のポイントとなる。
また、同誌電子版のローラ・レッドマン副編集長は、1位に選ばれたチャールストンについて、「欧州の旅行者がチャールストンの食べ物や建築の評判を聞いてやって来る。メディアでも注目され、人気は最高潮だ」と語った。米南部からはほかにジョージア州サバンナが7位、テネシー州ナッシュビルがベスト10に入った。地元の住民が道案内に応じる親切な態度が評価されたほか、レッドマン氏は「南部らしい魅力が今も残っている」とも話している。
順位 | 都市 | 国 |
---|---|---|
1位 | サウスカロライナ州チャールストン | アメリカ |
2位 | シドニー | オーストラリア |
3位 | ダブリン | アイルランド |
4位 | クイーンズタウン | ニュージーランド |
5位 | ユタ州パークシティー | アメリカ |
6位 | ゴールウェイ | アイルランド |
7位 | ジョージア州サバンナ | アメリカ |
8位 | クラクフ | ポーランド |
9位 | ブルッヘ | ベルギー |
10位 | テネシー州ナッシュビル | アメリカ |